K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

どしゃぶり

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いつも晴れて、乾燥しているアーミデールには珍しく、昨日の夜から雨が降りだして、今朝からは時折バケツをひっくり返したような大雨が一日中、夕方まで続きました。野鳥達も今日ばかりは木の上で雨宿りするしかありませんでした。我が家の庭には普段干上がって水がない小さな小川がありますが、今日はそこにかかる木の橋のすぐ下すれすれまで水位があがり、ついにはあふれて庭は大洪水になりました。久しぶりの雨でわんこのデイジーは大はしゃぎでしたけどね。(雷をとても怖がるデイジーは夕べは雷雨でパニックになり、一晩物置小屋(shed)にかくまってあげたんですよ。)この小川に水がある時には、運動の後、体を冷やすためにデイジーは(在りし日のティピも)よく入っていって、水浴びをします。わんこは水が大好きみたい。

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急に大量の水がどっと流れ込んだので、小川から溢れ出した水は第二の川となって流れていました。雨がそんなに降らないアーミデールの町を流れる川もちょっとした雨になるとすぐあふれてしまって、道路が冠水し至る所で通行止めに。仕事の帰り道、通行止めの道を避けていつもとは違う道を廻って家にたどり着きました。とはいっても、ここは台地の上で水は下へ流れていくので、クイーンズランド州などでよくあるひどい大洪水にはなりませんけどね。今日一日でだいたい70ミリぐらいの雨が降ったようです。ところで...

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数週間前にパートナーだったペコちゃんを亡くしたインコのピノくん。悲しさは全くみせず、今までどおり毎日明るく元気におちゃらけて生きております。それでも、鏡を見ている時間がずっと長くなりました。映っている自分を仲間だと思っているのかな。それと、ペコちゃんが生きている時にはあまり興味を示しませんでしたが、今は私が口笛を吹くとじっと聞き入ったり、一緒にさえずったりしています。一人でさびしいかなと思い、時々外出する時にはラジオの音楽をかけていっても、やはり一緒におしゃべりしています。ピノくん、見ているだけでとっても癒されます。ペコちゃんの分も長生きして欲しいものです。

醜い鳥の物語(思い出)

9年前のある日。庭を歩いていると、足下に何か動くものが落ちていました。よく見ると毛の生えていない鳥のあかちゃんでした。高い松の木の上の鳥の巣から落ちたようでした。WIRESという野鳥保護団体に電話したら、巣に戻してあげるのが一番だと言われ、戻そうとしましたが、巣がとっても高いところにあったので、仕方なくアイスクリームのプラスチック容器にティッシュペーパーを敷いて、そこに入れて巣に一番近い枝にくくりつけて様子をみました。ところが、親鳥の姿は数時間たっても全くなく、また雨も降り出したので、家の中に入れて育てることになりました。なんせ、どんな鳥なのか、何を食べるのかわかりませんでしたので、取りあえずペットショップへ行って、幼鳥用の練りえさを買って来て、あげました。そうすると、顔の幅と同じぐらいの大きい口を開けて、ちょうだい!ってよく食べること。あっという間に羽根がはえ揃い下の写真のようになりました。

 

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地味な色目ですけど、ふわふわの羽根に覆われてとっても愛らしいでしょ?名前はアクション映画の主人公に因んでBourneとつけました。男の鳥のような気がしたのです。(後で雌鳥ということが分かりましたけど、名前はそのまま使っていました。)

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これがその後、やや大きくなった頃。私を親鳥だと思って、どこへ行っても後を追うようになりました。そして、眠くなると私の首と髪の毛の間に入り込み、首にぴたっと寄り添って寝ました。すると、ふわふわの羽根と体温がぽかぽかと感じられて、母性本能がくすぐられましたわ。

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私の机の上が大好きで、コンピュータに乗ったり、リボンやふせんでよく遊んでいました。上の写真はちょっといたずらして全身にふせんをくっつけてみたところです。「どうしちゃったんだべ?」という顔をしています。大笑いでした!よく食べ、よく遊び、日ごとに大きくなっていきました。そしてショックなことが...

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成長するにつれ、顔がだんだん長くなり、なんと頭の上にふさふさと生えていた羽根がどんどん後退していくのです。どんどん醜くなっていきました。そして、大人になった頃、とうとうこんな姿に...

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とんがった口につるんとはげた顔や頭、そして鼻の穴の上にぼっこりした突起ができました。目も赤く、不気味です。それでも面白いことに眉毛があって、後頭部には中国の弁髪を思わせる羽根がちょこんと残っています。(この頃、ボーンのことを『眉毛鳥』と呼ぶようになりました。)耳の穴も丸見えです。赤ちゃんの時の可愛い顔はいったいどこへ行ってしまったのでせう?トホホ...

この時になって、ボーンがNoisy FriarbirdというHoneyeaterの一種の鳥だったことが分かりました。頭が羽根で覆われていないので、別名Leather head とも言われています。Red wattlebirdと同じぐらいの大きさ(体長30-35cm)で、先端がブラシ状になった舌先で花の蜜をとって食べたり、昆虫を食べたりしますが、家ではずっと練り餌と水(お湯)で割ったはちみつをあげていました。(肩に止まるとよく長いくちばしを私の耳の穴に入れてきて、舌を出してゴソゴソとなめてきました。耳の穴が蜜をたっぷり含んだ花の芯とでも思ったのでしょうか。される度に、ぞっとして鳥肌が立ってしまいました。)その他、レタスがとても好きで、あげるとそれを口にくわえてひらひらさせながら飛んで、高い棚の上に持っていって、バシバシと叩き付けながら小さくして食べていました。(たぶん、昆虫もそのように叩き付けて食べるのでしょう。)はえが網戸につくと、飛んでいってあっという間に捕獲して食べていました。音楽をかけてボーンの前で踊るといっしょになって、踊ってくれました。こわれたラッパのような不思議な声をだして鳴きました。いたずら大好きで、陽気で、面白いことをたくさんしてくれ、大いに笑わせてもらいました!

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でも、とってもなついていたボーンともお別れの日が突然やってきました。飼い始めてから1年とちょっとしたある日、家の中でかごの外に出て遊んでいるときに、うっかりと開けたドアからすっと外へ出て行ってしまい、呼んでも戻ってきませんでした。後でWIRESの人に聞いたら、ボーンのように幼鳥から育てられた野鳥は大人になったら自然に帰してあげるのが一番なんだそう。特に同じ種の鳥がいるそばで放してあげるとすぐにそのグループに入って一緒に行動するようになるそうです。実は夏の間、ボーンのかごを外へだした時に、鳴き声に引き寄せられたNoisy Friarbirdのグループがよくそばに来て、興味深そうに声をかけていました。ボーンもそれがとても気に入っていて、仲間が来るたびに嬉しそうにはしゃいでいました。後でこの時にボーンを自然に帰してあげればよかったのにと後悔しました。

Noisy FriarbirdはRed wattlebirdと違って、寒冷なアーミデールには春、夏、秋の間だけいて、寒い冬になるともっとあたたかい場所へ移るようです。ボーンが逃げたのが秋本番の頃(四月)ですから、仲間にうまく出会えて、冬は一緒に仲間と暖かいところに行ってほしいと願っていました。短い間でしたが、ボーンと一緒に暮らせてとっても楽しかったです。

ガラーのテーブルマナー

以前にいろいろな野鳥の餌の食べ方をご紹介して、オウム系の鳥は足を使って餌を食べるのが普通みたいだけど、Galah(モモロインコ)についてはそれまで足を使って食べているのを見たことがないと書いたことがあります(5月28日の「野鳥の餌の食べ方比較」参照)。下の写真をご覧あれ。

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このようにガラーも足を使って食べているのを初めて発見しました。この日はいつものとうもろこしやひまわりの種、その他の穀物の粒の入った野鳥用の市販の餌の他に、町のオーガニック食品の店で買った緑色のかぼちゃの種とほしぶどうを少し皿に載せてあげました。そうしたら、このように食べている姿をシャッターに納めることができたというわけです。たぶん、かぼちゃの種を食べているのだと思います。2羽揃って、夢中になって食べていました。アーミデールはこのところ本格的な冬になって、毎朝マイナス2、3度まで冷え込みますから、野鳥たちもたくさん栄養のある餌を食べて、寒さに負けないように体力をつけているようです。

野鳥いろいろ & インコのペコ

普段そんなに見ないいろいろな野鳥が次々と我が家の庭を訪れました。

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まずは、Butcherbird。前々回Red Wattlebirdの餌を初めて食べたことを報告しましたけど、またやってきてワトちゃんの餌を食べにきたんです。肉食系だから草食系のワトちゃんの餌は気に入らなかったかと思いきや、その反対でとっても気に入ったみたい。

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Tawny Frogmouth も早朝から柳の木にジッとしているのをみつけました。(前回紹介した鳥とは別の鳥です。)朝日を浴びて気持ち良さそうです。目をつぶっているので、寝ているのかもしれませんね。

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鳩が餌を集団で押し合いへし合い食べているのを木の上からジッとCockatooが見ていましたので、殻つきのくるみを近くへ投げてあげたら、地面へ降りて食べ始めました。クルミ割り用の道具で、手に力を思いっきり入れなければ割れないのを、いとも簡単にくちばしで割って食べていました。相当、あごの力が強いんですね。

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ところで、実はショックだったので、すぐに書けなかったのですけど、先週の日曜日にペットの白いインコ、ペコちゃんが突然、天国へ旅立ってしまいました。(写真はその2日前に撮ったもの。)一週間前から換羽(とや)で羽根がばさばさ抜けて、元気がなくなっていました。それでももう一羽のピノちゃんにずっと寄り添っていたので、on heatなのかなとも思いましたが、栄養剤の入った水をあげて様子を見ていました。すると昼頃になって、ぐったりして動かなくなっていたので、小さな鳥かごに移して陽に当てて暖めてあげました。体を手でつかんだら、ものすごい勢いで私の手をかじって離さなかったので、元気がまだあるなと思っていたら、まもなくしたら死んでしまいました。本当にあっという間の出来事でした。今思えばたぶん、卵詰まりだったようい思います。もう5年ぐらい飼っていましたが、一度も卵を生んだことはありませんでしたので、全然思いつきませんでした。こういう時、動物も人間と同じように言葉が話せたらどんなにいいかと思いました。とても残念な結果になってしましました。いつもピノちゃんといっしょに大きな声でおしゃべりしたり、無邪気に遊んだりと、見ているだけで癒してもらいました。小さな命でしたけど、その存在はとっても大きかった!ペコちゃん、ありがとう。

Tawny Frogmouth

下の写真はTawny Frogmouthというフクロウで、我が家の近くにたくさん生息しているのだそうです。どうりで、よく夜に庭を歩くと、このフクロウが木の上にいるんで す。よく見るとちょっと口の形が蛙の口に似ているのですが、それでこのような名前がついたのかしら?調べたらカタツムリ、ナメクジ、蛾、ネズミなどを食べ ているそうです。いつも夜しか見たことなかったのに、この日は珍しく昼間にしかも地面にいたところを写真にとりました。

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この後、その場にじっとしていたので、おかしいと思って、捕獲して箱に入れて野鳥保護専門の獣医へ連れていきました。そうしたら、頸椎にひびが入っていたらしく、安楽死になってしまいました。その前に窓になにか当たったような衝撃音を聞いているので、この鳥がまちがってぶつかってしまって、怪我をしたようです。とても愛嬌のある面白い鳥なので、本当に残念でした。自然の動物も人間と共存するとなると、こういうことがあるんですね。今後、こういうことが起こらないことを祈っています。

廃品利用の鳥の餌台

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もうおなじみだと思いますが、Red Wattlebird(幼鳥)が餌を食べに来た様子です。餌台になっているのは、電力会社が不要になって廃棄した古いガラス製の電線の絶縁体。市のゴミ捨て場で経営している中古品店で見つけてそれに鎖をつけて吊るした廃品利用です。溝があるので、餌を置くのにとても便利です。汚れたら水で洗うとすぐにきれいになります。

餌はスーパーで買っている粉状のものですが、水を加えて練って使うwet food。この他にもう一種類のwet foodと混ぜてRed wattlebirdの餌を作っています。毎日、決まったメンバーが朝、夕と餌を食べにやってきます。よく「ポポポポッ」と大声で鳴いて催促します。なかなかのちゃっかり者です。

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上の写真は餌の材料。いろいろ栄養のあるものがバランスよく調合されています。Wattlebirdsはこの餌がとても気に入っているようです。

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こちらは餌の粉にお湯を入れて、耳たぶほどのやわらかさに練ったもの。熱湯を使うと粘りが出て、うまく小さな(直径8-10ミリぐらい)丸い団子状にまるめることができます。

私のお気に入りの大人の雌のPrincess Wattleは毎日餌を食べにきます。最近は餌の時間になると、時々Butcherbirdも見かけるようになりましたが、初めはWattlebirdsが餌を食べるのを興味津々で見ているだけでした。ところが、しばらくたったある日、プリンセス・ワトルが餌をくちばしにくわえて近くの木へ飛んでいったら、「私にもちょうだい!」って感じでそばへ突進して行きました。すると、驚いたワトちゃんが地面に落とした餌をすかさず拾って食べてしまいました。初めてこの餌をブッチャー・バードが食べたのを見たけれど、元々肉食系の鳥だから、草食系のhoneyeater用に作った餌をおいしく感じたかどうかは定かではありません。あれから姿を現さなくなったので、気に入らなかったのかもしれませんね。

クッカバラの日向ぼっこ

Laughing Kookaburra(ワライカワセミ)が4羽のグループで私の書斎の窓のすぐそばまで、遊びにきました。天気がよかったので、みんな日に当たってのんびりひなたぼっこです。

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一羽は窓のすぐ外に置いてある古いトランポリンのフレームに止まって、grooming (羽繕い)です。(トランポリンのフレームは普段はワンコの毛布やタオルを日に干すのに使っています。)とっても気持ちよさそう。

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こちらは木の上でグルーミングです。珍しく背中を向けた写真が近くで撮れました。結構、カラフルな羽根をしているんですね。翼の青色がとてもきれいです。羽根がふわふわでぬいぐるみみたい!

ところで、下の写真の花は何の花かわかりますか?我が家の庭で見つけました。

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これはユーカリの木の一種で、Spinning gumと呼ばれているものだと思います。面白いことに、若い時にはこのように丸いシルバー・グリーンの葉をつけますが、大きくなるともっと濃い緑色をした細長い葉をつけます。無数の白い糸でできたようなかわいらしい花がついて、鳥のhoneyeatersやみつばちが蜜を食べにきます。

新種のロゼラ発見?

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Crimson Rosellaという鳥が珍しく、水鉢に水を飲みにきて、ちょっと我が家の庭で遊んで行きました。この鳥は鮮やかな赤と青の色が特徴の鳥です。でも、あれっ?一番左の木の上にいる一羽だけちょっと変じゃない?新種のロゼラかな?下がズームインの写真。

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他の2羽とは大分違う色合いと柄だと思いません?調べたらこれもCrimson Rosellaで、若鳥なのだそうです。大人になるとグリーングの羽根が抜け落ちて、体のほとんどが鮮やかな赤と青の羽根に覆われるんですって。知らなかったわ!Red Wattlebirdの幼鳥も大人の鳥にある顔の赤いwattle(肉垂れ)やお腹の黄色い色がない、とても地味な色をしていて、木に止まっていても敵から目立たないようになっているようですが(4月2日の「プリンセス・ワトルのひなたぼっこ」参照)、Crimson Rosellaの子供も緑色がたくさん入って、木の葉や草とあまり区別がつかないようになっているのかしらね?自然界の動物ってよくできてます。また感心させられましたわ。

Black & White

オーストラリアにはカラフルな野鳥もたくさんいますが、白黒の野鳥もけっこういます。代表的なのは前にも紹介しましたけど、やはり下の写真のAustralian Magpie。全国どこにでもいます。カラスより小柄で、体長は36-44cm。近づいてもすぐに逃げず、とぼけたしぐさで、地面の中にいる虫を足でほじって食べる様子がとても滑稽です。

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次の写真はMagpie-larkと呼ばれる鳥です。Larkというだけあって、ヒバリの一種なのかな?家の庭に毎日やってきます。上のmagpieより小さくて体長は27cmですが、白の割合がもっと多くて、長いか細い足が特徴。いつも夫婦ペアで行動して、結構気が強く、縄張りに入って来た自分より体の大きい鳥も勇敢に追っ払いっているのをよく見かけます。目の上の白いまゆげが面白いと思いません?

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下の写真の鳥はPied Currawongという鳥で、Magpieよりも大柄で体長が41-51cm。全体に真っ黒に見えますが、翼としっぽにちょっと白が入っています。とても不気味な声で鳴きます。マグパイやマグパイ・ラークのように毎日庭で見かけます。何年か前に庭の高い木の上に巣を作って子育てしたけれど、大分経ってからその真下にある小さな小屋の屋根の上をよく見たら、いろいろな小鳥の羽根が散らばっているのに気付きました。カラウォンは肉食で、小鳥を餌としてひなに与えていたんです。ぞっとして、その巣は長い棒でつついて落として、使えないようにしました。それ以来、家の庭にはカラウォンに巣を作らせません。かわいい小鳥を守るために、庭に現れると大きな音を立てて追っ払うようになりましたが、ワンコのデイジーもいっしょになって追っ払ってくれます。カラウォンとマグパイの区別がつかないので、庭でどちらかをみつけるとワンワン吠えまくって、教えてくれます。(ティピも生きている時によく吠えてくれました!)本人は私のお手伝いをしているつもりなので、叱ることができませんけど、結構、近所迷惑じゃないかなって心配になります。

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因に、近所の猫が庭に侵入して来た時には、夜中でもずーっとワンワン吠えまくります。もちろん、ニャンコも必死になってどういう訳か、いろいろな種類の庭の木の中でも必ず柳の木に登って、朝が来るまで じっとしています。(子供の頃に聞いた「天才バカボン」という漫画の主題歌で "柳の枝に猫がいる、だからネコヤナギ〜”という歌を思い出しますわ。猫は柳が好きなのかしら?)かわいそうなニャンコ!でも、ワンコの習性なので仕方ないですね。

野生の鳥が集まる庭

庭に野鳥が集まってくるのに訳があります。まず、餌になる実をつける木があること。写真のSulphur-crested Cockatooはくるみが大好物。我が庭にはくるみの木があって、毎年、たくさん実をつけますから、Cockatooは大喜びで食べます。同じ写真の後ろ側にあるのは松の木の一種で、松の実をつけます。こちらはYellow-tailed Black Cockatooがよく食べにきます。

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くるみとか松の実を食べない野鳥を庭に惹き付けるには、やはり餌と水をあげる必要があります。特に、寒い冬には餌となるものが少なくなるようで、餌をあげるといろいろな鳥が寄ってきます。こちらのスーパーでは、野鳥の種類毎にいろいろなタイプの鳥の餌が売っています。下の写真のEastern Rosellaが食べている餌は粒をブロックに固めたもので、真ん中に通った針金を木に吊るすことができます。鳥はやはり木の上で餌を食べるのが好きなようです。

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木に吊るすタイプの餌は袋に入った粒がばらばらになった餌に比べて高価なので、年がら年中あげる分けにはいきません。そこで、下の写真のようにはちみつの容器で小さなバケツの形をした入れ物に粒の餌を入れて木に吊る下げたら、よろこんで食べてくれます。

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野鳥が毎日集まるような庭にするには、ちょっとした努力が必要です。何にもしないのでは、やはり鳥さんたちもあまり来てはくれませんから。