K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

ねずみ騒動

3月に入ってからずっと秋らしい涼しい日が続いていますが、昼間は25度以上になります。キッチンのウッドデッキの入り口にドアとお揃いの木製の特注網戸を12月の初めに業者に注文していたのが、催促して3週間遅れで到着。暑い時に本当に必要だったのに「今更何さっ!」ですわ。こちらの業者は本当に時間にルーズです。

さて、最近ワンコのデイジーが庭にある石の下や電気やインターネットのケーブルの入ったパイプの中をとっても熱心に匂いをかいでいます。それが一日中ずっとなんです。さぞかし、何か生き物が潜んでいるのだなと思いつつも忙しさにかまけて気にも止めずにいたら、ある日とんでもないことに!

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夜、なんかカサコソ、カリカリという音がLaundryの方から聞こえてくるので、行ってみるとバケツの中に入れてうっかり忘れていたデイジーのおやつの袋がびりびりになって、中のおやつも半分食べられていました。そしてそのバケツからぱっと黒い小さな影が洗濯機の後ろの方へ移動しました。そうですねずみだったんです。オーストラリアの田舎では野にハツカネズミほどのちいさなネズミがたくさん住んでいて、寒くなると餌を求めて人間の家の中に入ってくるのです。デイジーが一生懸命に匂いを嗅いでいたのはねずみだったようです。そういえば、Laundryの入り口のドアの下に2センチぐらいのギャップがあって、そこから侵入した模様。しまった!でも、冷静になってとにかく家の中に入ったねずみをどうにかしなければと思い、あちこちからねずみ取りをかき集め、セットしました。

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写真の右がねずみが中に入ると体重で後ろに傾いてドアが降りてきて生け捕りにするというmouse trap(以前、殺すのはかわいそうだと思って買っておいたものです。)左は金属部分に置いた餌を食べるとワイヤーが降りて来てねずみを挟んで殺すというもので、昔から出回っている安くて単純なわな。両方をLaundry の中とキッチンへの入り口のところにしかけて寝ました。朝になってみると生け捕りのわな2つのドアが閉まっていたので、中にいると思いきや、餌はしっかりなくなっていたけれど、ねずみは入っていませんでした。役立たず!ところが、そのそばに置いてあった安いわなにはしっかりねずみが挟まれて死んでいました。悲鳴をあげてしまいそうでしたが、手袋をして袋に入れてからGreen bin(緑のゴミ専用のゴミ箱)へ。このようなことが日常頻繁に起こる所に暮らしていると、もういちいち怯んでなんかいられませぬ。自分でも「随分たくましくなったなもんだ」と感心していると、キッチンのピノくんの餌を入れてあるバスケットのなかからカサコソという音が!もう一匹いたのです。前の晩はスイスチーズを餌にしましたが、今度はクリームチーズを餌にしてワイヤーのtrapを仕掛けると、3分後にパチン!すぐに見に行く勇気がなく、しばらくたってから行くと見事にかかっていました。次の日、ドアの下のすきまを埋めるdoor sealというのを買って来て、取り付けました。それから幸いにもねずみは見ていませんが、とんだ騒動でしたわ。