K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

珍しい小鳥

アーミデールの夏は10年前に比べるとずっと暑くなっているようです。一月になっても連日30度以上の高温が続いています。でも、乾燥しているので現在訪問中の母は湿度の高い静岡の夏よりもずっと涼しく生まれ故郷の北海道の夏のように快適だと申しております。そういわれて見れば、日陰にいればそれほど暑く感じません。アーミデールの多くの家でエアコンは入っていません。我が家も天井についた扇風機(ceiling fan)だけで十分です。

さて、最近たくさんの小鳥が水浴びに我が家の庭に来ていると思ったら、今まで一度も見かけたことのない小鳥を発見しました。下の写真の真ん中に写っているのがEastern Spinebill。花の密を吸うためにくちばしが細長くなったHoney eaterの仲間で、一緒にいる雀と同じぐらいの大きさです。胸からお腹にかけて鮮やかな山吹色をしています。

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そして一緒に水浴びに来ていたのがDouble-barred Finch (通称Owl Finch)と言う鳥(下の写真)。雀より体が小さくて、くちばしが淡い水色、そして黒い線の下のお腹の部分が薄い黄色をしていてとってもチャーミング。

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それから、三連休最後の昨日は久しぶりに現在空き家になっている11月まで住んでいた家のキッチンからバードウォッチング。するとクルミの木に10羽ほどのYellow-crested Cockatooの群れがまだ緑のクルミの実をむしゃむしゃ食べていました。そういえば、去年の同じ頃にはよくLittle Corellaのグループが食べに来ていましたわ。(『クルミどろぼう』参照:http://wattlebird.hatenablog.com/entry/2017/01/16/163436)。

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地元の人はナッツを人間が食べるために育てているからネットをかけたりして野鳥から守っているけれど、我が家のはほったらかしで、小さくて食べにくいし、よく実が入っていないものもあるので、野鳥に食べてもらっています。クルミを口で枝からもいで、足で持ってから頑丈な大きなくちばしを使って緑の皮と中のクルミの殻を剥いで実をほおばっています。嬉しそうな顔をしているように見えますわ。

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Cockatooたちを眺めていると、以前常連で訪れていたRed wattlebirdが餌台に久しぶりに現れました。写真の鳥がパートナーと育てた子供達が餌を求めて家のそばに寄って来て、アクシデントで相次いで傷ついたり命を落としてしまったりしてしまったため、大好物の練り餌をあげるのを断念してから2ヶ月ほど経ちます。その間、庭でよく声を聞いり、花の蜜を吸ったり、果物を食べたり、虫を捕まえたりしている姿を見かけるので、元気に暮らしているようです。もう毎日間近に見ることはできなくなってしまったけれど、今でもこの愛嬌たっぷりのワトちゃんを見ると嬉しくなりますわ。