K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

クルミどろぼう (リフォーム2)

庭で騒がしい鳥の声がしたのでのぞいてみると、珍しくLittle Corellaのグループが来ていました。2,3羽は餌台の餌を食べていたのですが、ほとんどは何とクルミの木に止まって、まだ緑色のクルミの実をもしゃもしゃ食べていました。もちろん可愛い鳥ですけど、この時ばかりはちょっと迷惑だったので、わざと近づくと逃げて行きました。せっかく水をあげて大事に育てていたのに、食べられるようになる前にそんなことになろうとは。クルミの緑の皮は結構強い匂いがするので、Little Corellaが食べるとは知りませんでした。10羽ぐらいで食べていましたが、もちろん強いくちばしで実と葉がついた枝を食いちぎって地面にいっぱい落として行きましたよ。

f:id:Wattlebird:20170116161349j:plain先日、plastererという石膏ボードと壁や天井につける専門の職人さんが3日来てくれました。下が完成した写真。もう、断熱材や柱や梁は見えません。やっと部屋らしくなりました。

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こちらの家の特徴は天井と壁の境目にcorniceというカーブした長細い石膏ボードを貼ることです。石膏ボードはねじで柱や梁に止められて、ねじとボードとボードの境目の上には石膏のようなものをまず塗って、乾いてからヤスリで平にして出来上がりです。因に、職人が使う電動器具は全て日立、マキタなどの日本の機械メーカーのものです。(性能が一番だそうです。)壁や天井がむき出しの時にはなかったのですが、今はこの部屋で声を出すととてもよく響くようになりました。仕上げには好きな色のペンキを塗ります。

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今回は親子の職人さん、フィルさんとジェレミーさんが来てくれましたけど、Plastererはよく足に器具(plastering stilts)をつけて働くと聞いていたので、尋ねてみました。すると親方が数年前に腰を怪我してから使っていないとのこと。残念!すると息子の方が自分の車に積んであるからといって、わざわざ着けてみせてくれました。3メートルもある天井にこれを着ければ手が十分届いて、わざわざ梯子や足場を組むこともないってわけ。それにしても倒れたりしないのかしら?と聞いてみると、とっても安定していてそういうことは全くないとのこと。ところで、この親子、毎朝7時きっかりに来て(超早い!)、3時か4時まで仕事をしてくれました。そして、仕事の間にずっとラジオで音楽をかけて、歌を大声で歌ったりしていました。日本のまじめな職人さんと全然違うんですよ。いろいろとおもしろいオーストラリアの職人文化を見せていただきましたわ!