K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

サクランボと野鳥(菜食主義者)

今年は春によく雨が降ったので、我が家の庭に生えているフルーツの木は順調に育っています。つい先日緑色をしていたサクランボもここのところの暑い陽気でみるみるうちに赤くなって、野鳥を魅了しています。写真の鳥は親子のKoelというカッコーの一種で、黒が母親(下)、ベージュと黒のぶちが子供(上)です。親子でサクランボをむさぼっていました。初めてこの子供を発見した時、以前Red wattlebirdが同じ鳥に托卵されて自分たちより大きいKoelのひな鳥を育てていたのを思い出し(「けなげな母鳥」参照)、もしかしてまたかと思いきや、今回はそうことではなかったので、安心しました。この他、マグパイに似た黒と白の鳥Currawong(カラヲン)もおいしそうに毎日食べに来ています。家のサクランボは無農薬なので、ショウジョウバエが中に子供を産んでいるので、野鳥の餌専用です。

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さて、今回はVegetarianと呼ばれている菜食主義者について。オーストラリアでは牛や羊を肉をよく食べるというイメージがありますが、実は結構、乳製品や魚介類、卵は食べるが、肉を食べないベジタリアンがいます。レストランやカフェに行っても、よくベジタリアン用のメニューがあったりして、そういう人たちも食べられるものを提供しています。10年ぐらい前に比べるとオーストラリアではとても安かった肉が今はとても高くなりました。そういうこともあってか、肉をあまり食べなくなったオーストラリア人が大勢います。もちろん、動物愛護の精神から菜食をしている人もいます。パーティーやバーベキューを開く時にはそういう人のためのメニューも用意する必要があって、なかなか大変です。菜食主義の人はたいていがやせた人が多いのですが、中には結構体格のいい人もいます。そういう人は肉は食べないけれど、甘いケーキとかパンとかスパゲティー、フライドポテト、チーズなど糖質やカロリーの高い食べ物を好んで食べます。ベジタリアンの他にシーフードも乳製品も卵を一切口にしないで、植物からとった食べ物だけを食べるビーガン(vegan)と呼ばれる人も少数います。ビーガンにとってタンパク質が取れる食べ物はとても限られていて、豆腐や豆類、ナッツといったものから摂取しているようです。オーストラリアのスーパーにはベジタリアンやビーガンを対象にした食べ物のコーナーがあって、豆から作ったソーセージやひき肉、ハンバーガー、プレーンから甘辛い照り焼きやスパイシーな味がついた豆腐、それからファラフェル (falafel) というひよこ豆からできた衣のついてないコロッケ風の食べ物などが売っています。以前に興味本位で食べたことがありますが、ソーセージやひき肉もどき意外は割とおいしかったです。日本食人気について最近書きましたが、ベジタリアンやビーガンの人たちは、みそ、豆腐、のり、わかめ、昆布、しいたけ、そばなど、ヘルシーな日本の食材に関心がとても高いようです。