K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

Getting colder

あんなに暑かった夏は一体何だったんだろうか。朝晩ぐんと冷えるようになり、去年買った薪ストーブに火を入れるようになりました。ただ、まだ暖かい夜もあり、入れるのは今のところ2、3日に一度ぐらい。まだ晩秋で真冬にはなっていません。庭の真ん中に生えている大きなOak Treeにたくさんどんぐりがなって、野鳥が食べに来ています。葉の色も黄色から茶色に変わりつつあります。この木の葉は枯れても冬の間そのまま落ちずに木にくっついていて、春に新しい葉が生えてくる時に全部落ちる面白い木です。

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アーミデールは海抜1000メートルの台地の上にあるので、空の雲も近く見えます。青空に真っ白なコントラスト。まるで綿あめみたい。

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アーミデールは滅多に干ばつになることがないのですが、夏からずっと日照りが続いていて、市の方で節水を呼びかけています。水がどこも干上がっているのでしょう。我が庭の野鳥用の水鉢にはたくさんの鳥が毎日訪れているので、フンで水がすぐに汚れてしまいます。毎朝、ブラシでしっかりこすって、きれいな雨水を入れてあげます。水道水は日本も同じだと思いますが消毒されているので、野鳥にはよくないと思うから。

縄張り意識旺盛なRed wattlebirdが悠々と水浴びを楽しみに毎日来ています。気が強いけれど、茶目っ気たっぷりで大好きな鳥ですわ。

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体の大きなマグパイも水浴びをして、大きな翼で水をかき出してしまします。その横でメスのEastern Rosellaが水浴びしたくて仕方がないようで、水鉢に近付こうと狙っています。

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ようやくマグパイが去ると、大喜びで水鉢にダイビング。満足げに水しぶきを飛ばしていましたわ。

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だんな様はそんな奥様に構わず、ひたすら餌台でむしゃむしゃ餌を食べていました。各自やりたいことをして、別行動をとるとは人間の夫婦みたいね。

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Oak Treeのどんぐりを狙ってくるKing Parrotの姿も最近よく見かけます。大きい体と鮮やかな羽の色は圧巻です。

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ところで、水の話にまた戻りますが、我が家では水道水の他に、雨水も利用しています。水道水は飲料水、生活用水として使い、大きな水タンクで物置小屋の屋根に降った雨をためた雨水は植物や野鳥用の水として使用。約5000ガロン(2万リットル)の雨水タンク(下の写真)は市が奨励して補助金を出していたので、それを利用して入れました。我が家は町中心に近いところにあるので、雨水を飲料水にはしていませんが、町から10−20キロぐらいの郊外に住んでいる家では市の水道管が通っていないので、雨水だけで生活しています。交通とかがほとんどなく、雨水がきれいなので、飲んでも大丈夫です。ただ、今干ばつなので、きっと給水トラックを呼んで水を買っているところも結構あるのではないかと思います。そうなると田舎暮らしも大変です。

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