K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

雨の中で...

アーミデールはいつも雨があまり降りませんが、今年の冬はよく雨が降っています。その御陰で草が結構緑色をしていますが、元々乾燥地帯に原生しているある種のユーカリの木は茶色く枯れた葉をつけて生気がありません。水がなくても困るけど、ありすぎても困るみたいです。

さて、そんな雨の日に2羽のGalah(モモイロインコ)のペアが、ずっと我が家の庭のくるみの木の枝に並んで止まって休んで行きました。野鳥の羽根は雨が当たっても水をはじく上等な雨コートです。顔を背中につっこんで雨が当たらないようにしています。夜もたぶんこんな格好で寝ているのかもしれません。

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ところで、アーミデールはシドニーから国内線で1時間ぐらいですが、現在、2つの航空会社がプロペラ機を飛ばしています。空港は我が家からだいたい8キロぐらい離れていますが、その日の風の向きによって、シドニーからの飛行機が我が家の庭の上空を飛んで行きます。空港に着陸する前なので、結構近くを飛びます。下の写真は天気のいい午後に庭から思わずシャッターを切りました。カンタス航空の子会社のQantaslinkのプロペラ機。おなじみの赤いバックグラウンドに白いカンガルーのロゴが見えます。約50人乗りです。

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さらに下の写真はREX (Regional Express)という20−30人乗りの小型飛行機。私はまだ乗ったことがありませんが、料金はQantaslinkより安いそうです。毎日、Qantaslinkはシドニー発、アーミデール発の飛行機がそれぞれ5便ずつ計10便、REXはそれぞれ3便ずつ計6便飛んでいます。

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アーミデールを訪れる日本人の方々がよくこのプロペラ機を怖がります(実は私もその一人)。その理由は風があったり、雨模様だと乱気流とかで水平飛行の前後、かなり揺れるからです。以前は乗ったらすぐ寝て恐怖を紛らしていましたが、ある日、ご主人も息子さんもパイロットの日本人の仲のよい友だちが、実はジェット機よりプロペラ機の方がエンジンが止まったらグライダーのように飛行できるので安全なんだと教えてくれました。それ以来、ちょっとだけ気楽に乗れるようになりました。Qantaslinkは一時間の短い飛行中、フレンドリーなフライトアテンダントが笑顔で食べ物や飲み物(コーヒー、紅茶、ジュース、お酒)などを出してくれて、あっという間に目的地に着いてしまいます。また、日本へ帰る時にシドニーから東京までカンタス航空を使う場合、同じ系列会社なので2つ利点があります。一つは荷物をシドニーで受け取らずに、そのまま東京へ運ばれるという点。2つ目はアーミデールのカウンターでシドニーまでの国内線とシドニーからの国際線の搭乗券をもらえるので、やはりシドニー空港でチェックインする必要がないということです。

因に、アーミデールの空港は駐車場が無料なので、地元の人は空港に車を駐車して行きます。アーミデールにシドニーから鉄道が通っていて、一日に一回ずつシドニー行きとアーミデール着の電車がありますが、時間が8時間かかるので飛行機の方が人気があるようです。