K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

デイジーのパートナー探しと猫騒動

デイジーも今年の6月で10歳になります。すっかり白髪も増え、目も白内障で濁ってきました。ティピが亡くなってからはや1年半になりますが、そろそろ若いパートナーを飼ってあげようかと思います。一匹だと留守の時に寂しいのではないかと思うので。そこで動物の里親をさがすボランティア協会のRSPCAのホームページを検索したところ、サンバという雌の若いビーグル犬を発見。早速、世話をしているボランティアのお宅に電話すると、見に来てくださいということでデイジーとお宅を訪問しました。とっても活発なかわいらしい犬で他に2匹の雄の牧羊犬と一緒に飼われていました。

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(写真:アーミデールのRSPCA のホームページより)

とても人懐っこくて性格のよさそうな犬なので、是非飼いたいなと思っていたら、デイジーが歯を剥き出して威嚇するのです。サンバはまだ9ヶ月の子犬でじゃれてデイジーにジャンプして飛びかかっていったのが気に入らなかったようです。その日はそのまま帰ってきましたが、次の日ボランティアが再度お見合いさせようとサンバを連れてわざわざ我が家まで来てくれました。ところが、前日よりさらにデイジーは過激になっていて、とうとう咬んでしまいました!かわいそうなサンバ!ずっと体の大きいデイジーに襲われたらひとたまりもありません。ボランティアの後ろに隠れてしまいました。その後、庭を一緒にleashをつけて散歩しましたけどデイジーのご機嫌は直りませんでした。最初はこんなものだと言われましたけど、ティピが生きていた時にデイジーと取っ組み合いの喧嘩をしていた悪夢を思い出し、もう二度とあんなことになっては嫌だし、ましてや小柄のサンバなら怪我をしたら大事になると思い、あきらめるこにしました。デイジーは私や自分のテリトリーをよそ者から守ろうとして過剰に警戒していたのだと思います。それにしても行き過ぎじゃありませんこと、デイジーさん!引続き相性のいい犬に出会うまで気長に探したいと思います。

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ところで、日本から帰国してからずっと2週間ぐらい続けて大量の野鳥の羽根や骨が散乱している場所がいつくも見つかり、FalconやCurrawongが小さな鳥を襲っているのだと思って日本から遊びに来ていた母と心を痛めていました。ところが、その間、近所の茶色の猫が庭を徘徊しているのを数度発見してから、猫の仕業ではないかと思うようになりました。夜、木の上で寝ている野鳥を襲っていたのだと思います。ぞっとします。それから間もなく、デイジーが姿を消して、呼んでも半日出てこない日があり、デイジーのお世話係の母がとても心配していました。私が出せる限りの大声で呼ぶとやっと「ワン」という声が遠くから聞こえてきました。行ってみると、デイジーの見上げていた木の上にあの例の茶色の猫がいたのです!眼光鋭く、悪魔の化身のようでした。もう、すでに日が暮れかけていたので、木の上に残していては野鳥達を襲うかもしれないと、ほうきや竹の棒でつつくとやっと降りてきました。ところが、待ち構えていたデイジーがものすごい勢いで追ったため、また近くの木の上に登ってしまいました。その日はあきらめ引き上げると、次の日また同じ木の上にいました。最後は知り合いの方にはしごで木に登って手づかみで降ろしてもらいました。(猫は疲れてぐったりしていたのか、抵抗もせずおとなしくしていました。)そして、猫が首につけていたtagに書かれていた住所の近くで放してもらいました。それから我が家の庭で見かけず、野鳥の羽根の残骸もないので、やはり犯人はその猫だったと思います。これに懲りてもう2度と我が家の庭に来て欲しくないものです。