K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

デイジーの日課(ティピ)

ワンコのデイジーは最近、ある場所に興味を持ち、ほとんどそこで過ごしています。それは古い木の物置小屋の角で、以前竹薮があったところです。あまりにも熱心にその前に座って興味津々の顔でじっと見つめているので、たぶんBlue Tongueと呼ばれる青い舌を持つトカゲかネズミなどの動物が潜んでいるんだと思います。

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そういえば、1週間ほど前の夕方薄暗くなって来た時に、猫ぐらいの大きさでベージュ色の動物が木の上からこの物置の屋根の上にドシンと降りたのを一瞬目撃しました。大きさからして、Possumという有袋類でよく木の穴などに住んでいるの夜行性の動物ではなかったかと思います。もしかしたら、デイジーはポッサムのねぐらの匂いが気になっているのかもしれません。とにかく、その匂いがする部分を爪でひっかいたり、歯でかじったりするので、写真のように梯子やら木材やらを置いてガードしていますが、本人は全く気にせず居座っています。物置の中には何やらいろいろな物が置いてあって、片付けをしないと角のところに何があるかはわかりません。今、家のリフォームで忙しいので、そんな時間はありません。しばらくはその動物の捜索はお預けです。

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ところで、今日でもう一匹いたワンコのTippyが15歳で天国へ行ってちょうど一年になります。Tippyのことは一年間、毎日のように懐かしく思い出していました。上は庭のりんごの木に実がなると、落ちたリンゴを食べていたティピの写真。普段も草をサラダのようによく食べていて、犬なのに肉だけでなく植物や果物を食べるのが好きなちょっと変わったワンコでした。

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前に飼われていた家では地面や古くて汚いソファのクッションの上で寝ていたようですが、家に来てからは専用の犬小屋に毎日、日に干したブルーのふわふわの毛布を敷いてあげると、それが大のお気に入りでした。夕方ベッドメーキングをしている間私のすぐ後ろで待っていて、終ったとたんに飛び込んで行きました。そして、毛布やタオルは専用の洗濯機(といっても人間が以前使っていた古いもの)で定期的に洗ってあげました。犬だって本当は臭くて汚いものよりは清潔できれいなものが大好きなんですね。

デイジーも今年の6月で10歳になります。ティピより6歳年下だったので、いつも若々しくエネルギーに満ちあふれ、蹴ったボールを何回でも疾走して追っかけていたものですが、最近では顔に白髪が増え、目もちょっと白内障っぽく濁って来て、動きも以前より大分緩慢になりました。2ヶ月ぐらい前に毎年恒例のワクチン注射と健康診断にかかりつけの獣医へ連れて行きましたが、体重が約20kgなのでFish oilのカプセルを一日に3つ(3000mg)食事と一緒にあげるようにアドバイスをもらいました。人間の飲むのでいいそうです。私は一日に2000mg飲んでいますから、それ以上ってことです。犬も歳をとると、間接がリューマチになったりして動かなくなるので、その予防にいいとのことです。また、歯をクリーニングするために、よく羊や牛などの生肉を犬に与えるように指導されます。肉を横の歯で何回も噛んで食いちぎろうとする時に、歯のよごれも落ちるんだそう。でもデイジーには生肉の代わりにドッグフードの会社が作っている犬の歯磨き用のDentastixという、ちょうど固いグミを棒状にしたものを毎日一本あげています。ワンコが好きな肉の味がするみたいです。それも生肉のように歯のよごれをきれいにしてくれます。長生きして欲しいですから、ワンコも人間のように健康管理をしっかりしてあげないといけませんね。