K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

Pear Tree & Rainbow Lorikeets (お正月)

年は明けて、昨日2017年が始まりました。オーストラリアではお正月は祝日で、皆静かに家族と新年を迎えます。日本では門松などのお正月飾りをしますが、こちらは何もありません。今年はたまたま1日が日曜で、今日2日が振替休日になったため、店や会社などは明日の3日から始まりますが、例年では2日からです。この国に住んで18年目に入りましたが、気候が暑いためかクリスマスやお正月といっても未だにあまりピンと来ません。北半球の寒い気候の方が断然ムードがあっていいと思います。

昨日、物置にいると裏の方からにぎやかな鳥の声が聞こえてきました。ドアのガラス越しに見ると、2組4羽のレインボー・ロリキートが夢中になって梨をほおばっていました。クリスマス当たりから昨日までは猛暑になり、連日35度近くになっていたので、昼間は外に出ず、ずっと家の中で過ごしていて、そこの梨の木に実がたくさんついていたとは気付きませんでした。鳥はちゃんとどこにおいしいものがあるか分かっているんですね!

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この梨は日本で幸水とか豊水と呼ばれる梨だと思います。オーストラリアではベルの形をして、薄い緑色の洋梨が一般的ですが、写真の梨は”Nashi"とこちらで呼ばれていて、スーパーでも最近売られるようになりました。結構、人気があります。

さて、アーミデールの町では大晦日の夜9時になると、競馬場で一斉に花火が打ち上げられました。赤や緑や、丸や放射状、楕円形など、いろいろです。といっても、日本の夏祭りの打ち上げ花火に比べてとっても規模が小さくて、ほんの15分ぐらいで終ってしまいました。それから、12時になって年が明けると、また5−10分ぐらい花火を打ち上げて、新年の到来を祝いました。我が家は競馬場から近いので、木の間から花火が見えて、また会場に集まった人々の歓声が聞こえました。若者などが集まって花火を見学していたんでしょう。雷と大きな音に怯える犬のデイジーはもちろん、花火の上がっている間、どこかに隠れていて姿が見えませんでした!

テレビをつけると、シドニーではアーミデールに比べて半端じゃない規模の花火がハーバー・ブリッジやオペラハウスの辺り数カ所から一斉にあげられて、それが上空からテレビ中継されていました。とってもきれいです!シドニーに住んでいる人たちはこの花火がよく見える場所を確保するために、大晦日は午前中の早い時間から競争で場所を取るために座り込んで夜まで待つそうです。ただ、シドニーでも湾沿いの小高い岡の上の高級住宅地に住んでいるひとたちはどうも、自宅のバルコニーから花火見学ができるそうですよ。うらやましいですわ!もちろん、この日に合わせて市内の高層ビルにあるホテルに宿泊して部屋から見学っていうのもありみたいです。

http://www.smh.com.au/nsw/sydney-new-years-eve-celebrations-start-with-a-bang-with-citys-biggest-fireworks-display-ever-20161231-gtkarn.html