K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

クリスマスとガラーの親子(リフォーム1)

多くのオーストラリア人はクリスマスは日本のお正月のように家族や親戚と集まって、クリスマスのための特別のランチやディナーを食べます。クリスマスの食事でよく出されるのが、ローストでオーブンなどで七面鳥、豚、ラム肉などの大きな肉の固まりをジャガイモやカボチャなどと一緒に2時間ぐらいかけて焼いて、それを切り分けて食べます。バーベキューでエビやサーモンなどのシーフードを食べるのも最近の流行です。デザートにはChrismas puddingといって、干してブランデーにつけ込んだフルーツがぎっしり入った、フルーツケーキのようなものを暖めて、それにカスタードクリームやアイスクリームや生クリームを乗せて食べます。クリスマスの食事はカロリーがはんぱじゃないです!

当日はその他、その家庭にもよると思いますが、朝起きて朝ご飯を食べた後、クリスマスツリーの周りに座って、リーダーがプレゼントについている名前を呼び上げ、一つ一つ手渡すと、貰った人はその場で開けてみんなに披露します。贈り主が目の前にいる場合には、お礼を言います。小さい子供も大人もワクワク、ニコニコです。プレゼントはクリスマスの前に家族の分を用意すると、それをクリスマス用の包装紙で包んで、"To XXX From XXX"と書かれたシールに受け取り主と送り主の名前を書き、クリスマスツリーの下に置きます。また、友達などからもらったり、訪ねてきた親戚が持って来たプレゼントもツリーの下において、クリスマス当日に一緒に開けます。子供達はよくツリーの下に置かれたプレゼントの中に自分の名前を見つけると、とってもはしゃいで嬉しそうです。もちろん、親に厳しくプレゼントはクリスマスの日まで絶対に開けてみてはいけないと言われているので、開けません。若い人でいろいろな事情で家族と一緒にクリスマスができない人は、そういう人同士であつまってパーティーを開くようです。クリスマス当日は店はどこも閉められ、交通もほとんどなく、町中がとても静かになります。

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ところで、クリスマスの日に、我が家の庭にGalah(モモイロインコ)の夫婦が子供を連れてやってきました。子供(写真左)は親より淡い色をしています。体はもう大きいですが、お腹がすくとぎゃーぎゃー言って親に餌をねだります。まだ幼くて、あどけなくて、とってもかわいいです。かくして、我が家の庭を訪れる野鳥たちもペットの犬のデイジーもインコのピノくんも人間の行事にはおかまいなく、いつもどおり私と静かに過ごしました。余談ですが、クリスマスケーキの代わりというか、最近ネットでみつけたレシピを使っておから入のヘルシーな糖質制限チーズケーキを初めて作ってみたら、これが意外にしっとりしていてとてもおいしくって、びっくりぽんでした!作り方は至ってシンプルで、何でもっと早く作らなかったんだろうと悔やんだぐらいです。

さて、日本でも最近はDIYや家を改築することが流行っているようですが、オーストラリアでは自分たちで家の改装、改築をする人がとても多く、BUNNINGSという建材や工具、キッチンの戸棚、水道の蛇口、電灯、園芸用品などDIYに必要なものを何でも売っている大型のチェーン店が大繁盛です。こちらでは古い家も壊さずに改築をしながら長く住みます。我が家の敷地には小さな家が2軒建っていますが、一つは1930年代(日本の昭和の初め)に建てられたとても古い家です。8年ぐらい前にアスベストスの壁を取り除く工事をしてもらった後、ずっとキッチンや洗濯場などがない状態になっていましたが、最近になってやっと改築費用の都合がついたので、思い切ってつけてもらうことにして、そちらに引っ越すことにしました。(悔しいけれど、私はDIYはできませぬ。)

最近建てられた家は柔らかい松の木材が骨組みに使われ、天井の高さが2.4Mほどですが、古い家はhard woodといって、とっても重くて固い木材でできていて、天井の高さも3Mあります。今、昔と同じ規格の家を新築すると高額な予算が必要になるので古くても昔の家を直して住む方が経済的でもあるのです。

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上の写真は現在の状態です。電気の配線が終って、壁と天井一面に断熱材が入っています。あと2週間ほどしたら、壁と天井に石膏ボードを貼る専門の業者が来て、全部塞がれます。それからキッチンの戸棚を大工さんに取り付けてもらって、電気屋と配管工が来て、タイル屋にタイルを張ってもらって、ペンキ屋にペンキを塗ってもらって...最後には床磨きの専門業者が来て出来上がりです。業者は全部自分で探して電話して見積もりもらって予約したので、とっても忙しくて大変でした。でも、念願の自分でデザインしたキッチンが出来上がるのがとっても楽しみです!