K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

プリンセス•ワトルのひなの成長(車事情 PART2)

3週間ほど前に我が家の庭がテリトリーのプリンセス•ワトルに2羽のひなが生まれたことをご報告しましたが(プリンセス•ワトルのひなの誕生」)、大分大きくなりましたよ。今でも親鳥に虫などの餌を時々もらっているようですが、自分たちで餌台に餌を食べに毎日やってくるようになりました。まだ、あどけなさが残っていてとってもかわいいです。

f:id:Wattlebird:20161104132808j:plain

最初は親鳥について餌台の近くの木でピーピー鳴いて餌を催促していましたが、やがて餌台のところにあるぶどうの木に止まっておねだりするように。そうなってくると、プリンセス•ワトルはひなが餌をねだると、映画監督がカチンコを鳴らすようにくちばしを鳴らして、威嚇するようになりました。そしてひなは自分で餌台に登って食べるようになったんです。「もう親に頼るな」という厳しい態度です。でも、こうやって子供達は徐々に自立をするよになるみたいです。自然って本当によくできていますね。今回プリンセス•ワトルの子育てを観察していてとても興味深かったのは、いつものように2羽の子供を夫婦一緒に育てるのではなくプリンセスとパートナーと一羽ずつ別々に面倒をみていたようです。餌台にもプリンセスと子供の1羽が来た後、パートナーともう1羽が来て食べていましたので、上の写真のように子供達2羽だけが餌を一緒に食べに来るのはとっても珍しいことです。

さて、今回も車についてです。オーストラリアでは日本のような自動車学校というものはなく、また免許を取るのに何年もかかります。州によってルールが異なりますが、NSW州では16歳になるとL (Learners) ライセンスを取得できます。この免許はフルライセンスを持った親を助手席に乗せないと、普通の道路を走ることができません。道路に出る前にほとんどの子供は自分の家の敷地の中とか田舎道で練習をするようです。自動車教習のライセンスを持つ教官から個人レッスンを受ける子供もいます。親の監督の下、Lライセンスで120時間以上道路を走ると、P1 (Provisional)ライセンスがもらえて、スピードなどいろいろ制約がありますが、一人で車を運転できるようになります。それから一年後コンピュータのテストに合格するとP2ライセンスがもらえ、それからさらに2年後やはりコンピュータのテストに合格すると晴れてフルライセンスが貰えます。日本ではほんの数ヶ月程度で免許がもらえるのに比べ、長くかかります。私は大分前、永住権を取得した時に日本の運転免許を提示しただけで、すぐにオーストラリアのフルライセンスが貰えました。日本の自動車教習所で訓練を受けた日本人ドライバーがとても優秀なことはこちらでも良く知られているようです。そのような訓練を受けていない国から来た人はオーストラリア人と同じように年数をかけて免許を取らなければなりません。

次に車検についてですが、NSW州では毎年、車の修理工に車を点検してもらって、合格書(pink slip)を貰います。それから自賠責保険加入証明書(green slip)を保険会社から貰うと、いよいよ登録料を払って一年間の登録ができます。私の場合、全部で600ドルぐらいかかりますが、古い車に乗っていて修理代がかかるともっとかかります。因に隣のVictoria州やQueensland州ではpink slipは車を他人に売る時だけ必要なので、登録にかかる費用はNSW州よりかかりません。