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K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

マグパイの赤ちゃん(アボリジニー)

前回はred wattlebird、プリンセス•ワトルの双子の赤ちゃんを紹介しました。あれから一週間たって、ずっと大きくなり、自由に飛び回れるようになったので、近づくとすぐに飛んでいってしまいます。でも、まだ自分では餌を探すことができないので、両親から餌をもらっているようです。

最近は黒白のマグパイという鳥の赤ちゃんも見かけるようになりました。マグパイの赤ちゃんも下の写真のようにふわふわのグレーの産毛で覆われていて、とってもかわいいのですが、お腹がすいた時はそれはそれはけたたましい鳴き声をだします。

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地面をくちばしでつついては虫やとかげなどを取っている母鳥の後についてまわって、大きな声で餌をおねだりしています。食欲旺盛で、いくらでも頂戴といっています。お母さんも大変です。本人達はとても真面目なのですが、端から見ていてとても滑稽です。マグパイはいつもどこかユーモアがあります。

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さて、オーストラリアにヨーロッピア人たちが移民するずっとずっと前からアボリジニーと呼ばれる原住民が住んでいます。身体的な特徴は髪が黒くゆるやかにちじれていて、背は白人より低く、褐色の肌、愛嬌のあるくりっとした丸い目です。(アボリジニーの子供達はとってもかわいいです。)でも、今では白人との混血が増え、純血のアボリジニーの数は減って来ています。そんなアボリジニーの人々には白人に迫害され、差別されてきたという悲しい歴史があり、今でも以前ほどではないにせよ、まだまだ差別は残っています。政府もそのような原住民たちを保護するために、いろいろと優遇政策を取っていますが、なかなか改善されていません。まず、一番問題なのが、アボリジニーの文化には元々お酒というものがなかったのに、ヨーロッパ人が持ち込んできてからたくさん見境なく飲むようになりました。そのため、男女共にアル中のアボリジニーが多く、またドラッグ(麻薬)などにも手をつける人もたくさんいます。その結果、ちゃんと仕事についたり、大学へ進学するようなアボリジニーの数は白人に比べとても少ないです。田舎のアーミデールにはアボリジニーの人が結構います.。多くは昔キリスト教布教活動をしていた白人たちによって建てられた町はずれの居住区に住んでいます。仕事をせず、政府からの生活保護で暮らしている場合が多いため、貧しい暮らしのようです。また、彼らは生まれつき感情をそのままストレートに表すため、道を歩いているアボリジニーの人が大声で怒鳴り合っているのを耳にします。大分前になりますが、町の繁華街のカフェの前でアボリジニーの若い女性2人が喧嘩を初め、一人がもう一人のアボリジニーの女性をなぐって、転ばせた後、その髪の毛を持って引きずろうとしていたのを見たことがあります。周りの人が止めて大事に至りませんでしたけど、本当にびっくりしました。最近は政府が雇用者たちにアボリジニーの人たちを優先して雇用するよう奨励しているようで、まじめに仕事をする若いアボリジニー人も増えてきました。感情を制御できない反面、とてもおおらかで明るい気質も持っているようで、先日アボリジニーの男女が一緒に歩いている途中で、我が家の庭を囲っているフェンスのすぐぞばの地面に腰を下ろして2,3時間ずっと楽しそうにおしゃべりしていました。また、アボリジニーの人が交通の少ない道を歩く時、なぜか道のまん中を歩くくせがあるんです。車でそばを通るとよけてくれますが、最初から端を歩けばいいのに、そうしないんです。不思議です。そうかと思えば、学生の時に町へ買い物に行った帰り、ある交差点で、アボリジニーの女の人がよそみ運転をして、車が私の乗っていた自転車の後輪に突っ込んできたので、私はバランスを失って転倒して膝に怪我をしました。そして、自転車の後輪はぐにゃっと曲がってしまいました。そのアボリジニーの女性は怪我の治療費や自転車の修理費を払うべきなのは分かっているが、車の後部座席に乗せていた3人の幼い子供たちの母親で貧乏で電気代すら払うお金がないと言われたので、気の毒に思い「結構ですよ。」と言って別れました。ところが、あれから15年ぐらい経ちますが、その間、何度も町でそのアボリジニーの女性を見かけました。すると私の名前を読んで近寄って来て当時のことを必ず感謝し、「その後お元気でしたか」と親しげに声をかけてきます。昔受けた恩に対する感謝の念ははずっと忘れないという義理堅いところもあるようです。