K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

白いオウムたちの訪問(和食人気)

今朝、最近見かけなかった大型の白い2種類のオウムが餌を食べに来ました。下の写真はYellow-crested cuckatoo。頭の黄色い冠を立てているところがとれました。とっても立派ですね。一羽だけの訪問でした。

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写真は2日前に撮ったものですが、ここ2,3日毎日やはり一羽だけで来ているLittle Corella。前回餌台に伸びた草が届いたと書きましたけど、実は後でよく見たら、鳥の餌がこぼれて生えて来たトウモロコシや麦の穂だったんですよ!

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さて、今回はオーストラリアでの和食について書きます。25年ほど前に初めてオーストラリアに来て、ビクトリア州にホームステイしていたころはオーストラリア人が食べるものといえば、ステーキまたはローストなどにフライドポテトや茹でた野菜を添えたもか、フィッシュ&チップス(魚の天ぷらとフライドポテト)など、どちらかというと伝統的なイギリス系の料理を食べていました。ピザやパスタもこの頃は一般的ではありませんでした。唯一オーストラリア人がよく食べる外国料理といえば、150年も前から移民してきた中国系の人々によって広められた中華料理(広州料理)といっても、ほとんどがオーストラリア人好みにアレンジされたものでした。ところが、ここ15年ほどはいろいろな国の料理が一般に広く食べられるようになりイタリアのピザやパスタはもちろん、フランス料理、レバノン料理、タイ料理、ベトナム料理、そしてヘルシーな食事として定着している和食が人気です。

和食といえばオーストラリアでは断然寿司がですが、大半がのり巻きの寿司で、具材としてサーモン、ツナ、卵、鶏の照り焼き、アボカド、エビ(ボイル、天ぷら)などで、いなり寿司も売っています。やはりのり巻きだと昼食に手で気軽に食べられるところが人気なんでしょう。太巻き(海苔一枚分)の半分をそのまま切らずに売っていて(日本のコンビにの手巻き寿司と同じ)、中身にもよりますがだいたい一本が$3 ~ $4 (200 -300 yen)ぐらいします。OZはだいたい昼食に3-4本ぐらい食べますから、サンドイッチに比べたら高くつくことが多いです。私は日本では一度も寿司を作ったことありませんでしたけど、こちらでは買うととても高いので自分で作るようになりました。スモークサーモンやボイルエビとアボカドを組み合わせたのり巻きはとってもおいしいです。最初は時間がかかりましたけど、今は結構早く作ることができます。寿司の他に肉じゃが、鶏のからあげ、天ぷら、焼き鳥、お好み焼きなどの和食もとても受けます。最近はスーパーでGyozaという名前で、冷凍の餃子が売っていて、とても人気があるようです。また、最近ではダイエットのための低カロリー食品として、パスタの代用品として使われる日本の「しらたき」もスーパーで売っています。その他、どのスーパーにもアジア食品というコーナーがあって、米はもちろんキューピーマヨネーズ、わさび、海苔、カレーのルウ、乾麺(うどん、そば、そうめん、ラーメン)、ごまドレッシング、インスタントのみそ汁、カップラーメン、とうふ、ソース、すしのこ、赤•白みそなど、いろいろ置いてあります。キッコーマンのお醤油はもうずっと前からオーストラリア人に親しまれており、普通のソースのセクションで売られています。もう一つ最近話題になっているのが「和牛」で、こちらでもそのままWagyu beefと呼ばれています。アーミデール周辺の牧場では最近和牛を飼育するところが増えています。というのも、シドニーなどのレストランで引っ張りだこだからだそうです。柔らかくて霜降りの肉質がOZたちを虜にしているみたいです。とはいえ、高級な食材で一般の人の口にはなかなか入りません。

日本へ行ったことのあるオーストラリア人が口を揃えて言うのが、日本の食べ物がとてもおいしいということです。こちらでは、和食人気はしばらくは続きそうです。