K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

廃品利用の鳥の餌台

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もうおなじみだと思いますが、Red Wattlebird(幼鳥)が餌を食べに来た様子です。餌台になっているのは、電力会社が不要になって廃棄した古いガラス製の電線の絶縁体。市のゴミ捨て場で経営している中古品店で見つけてそれに鎖をつけて吊るした廃品利用です。溝があるので、餌を置くのにとても便利です。汚れたら水で洗うとすぐにきれいになります。

餌はスーパーで買っている粉状のものですが、水を加えて練って使うwet food。この他にもう一種類のwet foodと混ぜてRed wattlebirdの餌を作っています。毎日、決まったメンバーが朝、夕と餌を食べにやってきます。よく「ポポポポッ」と大声で鳴いて催促します。なかなかのちゃっかり者です。

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上の写真は餌の材料。いろいろ栄養のあるものがバランスよく調合されています。Wattlebirdsはこの餌がとても気に入っているようです。

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こちらは餌の粉にお湯を入れて、耳たぶほどのやわらかさに練ったもの。熱湯を使うと粘りが出て、うまく小さな(直径8-10ミリぐらい)丸い団子状にまるめることができます。

私のお気に入りの大人の雌のPrincess Wattleは毎日餌を食べにきます。最近は餌の時間になると、時々Butcherbirdも見かけるようになりましたが、初めはWattlebirdsが餌を食べるのを興味津々で見ているだけでした。ところが、しばらくたったある日、プリンセス・ワトルが餌をくちばしにくわえて近くの木へ飛んでいったら、「私にもちょうだい!」って感じでそばへ突進して行きました。すると、驚いたワトちゃんが地面に落とした餌をすかさず拾って食べてしまいました。初めてこの餌をブッチャー・バードが食べたのを見たけれど、元々肉食系の鳥だから、草食系のhoneyeater用に作った餌をおいしく感じたかどうかは定かではありません。あれから姿を現さなくなったので、気に入らなかったのかもしれませんね。