K's Backyard

オーストラリアの田舎町での動物とのふれあい日記

カラフルな訪問者 ロゼラ

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上の写真の鳥はEastern Rosellaというオウムで、体長は30センチぐらい。(因にRainbow Lorikeet = 30cm, Red Wattlebird = 33-37cm , Little Corrella = 35-40cm, Galah = 35cm。)ガラーやリトル・コレラのように団体で行動することはなく、写真のように雌雄のカップルか、6−8羽ぐらいの小さなグループで行動しているようです。

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この写真で餌台にいるのが赤と青が鮮やかなCrimson Rosellaのペア。大きさはEasern Rosella と同じで、単体のペアか小さなグループで飛んでいます。これらのロゼラは普段は滅多に私の庭に来ませんが、冬になるとよく餌を求めてきます。ロゼラはとても警戒心が強いので、人が近づくとすぐに逃げてしまします。この餌台は裏に生えている高さ10メートルぐらいのユーカリの木からよく見えるのか、見つけるとワトちゃん(私が付けたRed Wattlebirdのあだ名)がグライダーのようにそこから飛んできて、まっしぐらでロゼラを攻撃しますから、家にあまり姿を見せないのはしょうがないですね。ワトちゃんのハラスメントの被害者なんです。かわいそうに。

ロゼラも含めてオウム系の鳥は市販のトウモロコシやひまわりの種、麦などが入ったものを食べますが、その餌に因んだ面白いエピソードがあります。リトル・コレラのルールーさんを飼っていた時に、小屋の床にmulchといって、砂糖を採った後に残ったサトウキビの茎を細かく刻んだ園芸用の藁を敷いていました。その藁を3ヶ月に一度、入れ替えて古いのを庭の天体望遠鏡小屋の隣にまとめて捨てていました。そうしたら、何ヶ月か経ってから、春から夏にかけて、そこからひまわり、大麦、とうもろこし、きびなどがぐんぐん伸びてきたではありませんか。藁に混じっていたルールーの餌が自然に育ってしまったんです。ひまわりはやがて大きな黄色い花をたくさん咲かせて、とってもきれいでした。大麦とトウモロコシは穂のまま、それに枯れたヒマワリの花から収穫した種をルールーさんにあげ、きびは穂のままインコにあげたら、みんな大喜びで食べてましたよ!思わぬ収穫に「びっくりぽん」でしたわ。